住宅・非住宅で人気「おしゃれな“木の内装”」メリット・デメリットと後悔しないためのポイント

近年、住宅・非住宅を問わずトレンドなのが、ウッドインテリア、「木の内装」です。
しかし、設計デザインに採用する際にはメリットに加えて、欠点や材料選定のポイントを押さえる必要があります。
そこで今回は、1950年創業の柏田木材が「木の内装」について、手法や材料の種類、メリット・デメリット、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
内装と併せて人気が高い「木の外装(軒天・外壁)」や、おすすめの内外装材も紹介しますので、設計デザインの材料を検討している方はぜひ最後までごらんください。
●「木の内装」には、デザイン面・健康面・環境面、そして社会や経済にとって良い影響を与えるメリットがあるため、住宅・非住宅を問わず、幅広い用途の建物に採用されています。
● 設計デザインに取り入れる際には、コストやメンテナンスなどに関してなど、事前に知っておいていただきたいデメリットもあるのでご注意ください。
● 「木の内装」の仕上げ材を選ぶ際には、価格や見た目だけではなく、幅広い視点で製品を比較検討することが重要です。
●「柏田木材」は1950年に奈良県で創業して以来、産地にこだわった「フローリング・無垢材・突板化粧板(不燃・非不燃)・不燃木材」などを取り扱い、木質建材の製造から塗装まで全て自社工場にて行なっております。
コンテンツ
「木の内装」とは|手法と材料の種類

「木の内装」とは、建物の内装仕上げ材に木質建材を用いるデザイン手法で、内装木質化と呼ばれる場合もあります。
| 建物の「木造化」 | ・構造耐力上主要な部分※に木材や木質建材を用いる ・法令の制限を多く受けるため、建物の用途や規模によっては実現のハードルが高い |
| 建物の「内装木質化」 | ・構造の種別は問わず、内装仕上げ材に木材や木質建材を用いる ・木造化よりは実現までのハードルが低い |
※構造耐力上主要な部分:建築基準法施行令第1条第3項で定める「基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、斜材(筋かい、方づえ、火打材など)、床版、屋根版や横架材(はり、けた)で、建築物の自重若しくは積載荷重、積雪荷重、風圧、土圧若しくは水圧、地震その他の震動若しくは衝撃を支えるもの」
建物の内装木質化は、木造化と併せて建築業界における“トレンドワード”で、木材利用促進法(脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律)の制定以降、官民問わず多くの建物に採用されています。
(参考:国土交通省|国土交通省における木材利用推進の取組について(令和4年度)、林野庁|内装木質化した 建物事例とその効果)
「木の内装」とは、具体的に以下のような材料を採用するデザインを指します。
| 部位 | 具体的な建築材料 |
|---|---|
| 床材 | ・無垢フローリング材 ・複合フローリング材 |
| 壁仕上げ パーテーション | ・無垢材(羽目板) ・突板貼り化粧板、リブパネル、ルーバーなど |
| 天井 | ・無垢材(羽目板) ・突板貼り化粧板、ルーバーなど |
| 造作家具 | ・無垢材 ・突板貼り化粧板、カウンター材・棚板など |
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「木の内装」メリットと効果

「木の内装」には、施工面やデザイン面に加えて、空間の快適性に影響を与えるメリットがあります。
強度面・施工面での効果
木材は、建築材料の中でも軽量で加工・施工・運搬が容易である特性をもち、比重が小さいので、“重さの割に強い”点が特徴です。
| 強度の種類 | 強度 |
|---|---|
| 引張強度 | 木材:約2,250kg/㎠ 鉄:約510 kg/㎠ コンクリート:約10 kg/㎠ |
| 圧縮 | 木材:約950kg/㎠ 鉄:約450 kg/㎠ コンクリート:約100 kg/㎠ |
| 曲げ強度 | 木材:約2,800kg/㎠ 鉄:約180 kg/㎠ コンクリート:約7 kg/㎠ |
また、耐酸性・耐薬品性が高いことから、他の建築材料よりも化学変化に対して強い点もポイントです。
(参考:国土交通省|森林土木木製構造物設計等指針の制定について)
不燃処理されていない木材は可燃物ですが、十分な断面積があれば、燃焼時に表面に炭化層が形成されて内部まで燃え広がるのを防ぎ、鉄骨のように高温下で急激に強度が低下することもありません。

調湿(吸放湿)効果
木材は、伐採・製材された後も、細胞レベルの細かい空洞で空気中の水分を吸収して抱え込み、乾燥時にはそれを空気中に放出する調湿性能をもちます。
そのため、内装仕上げの広範囲に木材もしくは木質建材を採用すると、室内の湿度が平衡含水率※程度で安定する効果があるのです。

※平衡含水率:材料を一定の温度・湿度の条件下に長時間放置すると、最終的に安定する含水率で、日本では11〜17%程度
湿度が安定すると、シックハウス症候群の発症原因となるカビやダニの繁殖を抑制できます。
断熱効果
木材は多孔質で多くの空気を含むため、金属やタイル、コンクリート、塩ビ系素材と比べて熱伝導率が低く、熱を伝えにくい特性があります。
| 材料 | 熱伝導率(W/m・K) |
|---|---|
| 木質建材 | 天然木材=0.12 合板=0.16 |
| コンクリート | 1.6 |
| 金属 | アルミニウム=210 ステンレス鋼=15 |
| タイル | 1.3 |
| 石膏ボード | 0.22 |
| 塩ビ系建材 | フロアパネル=0.19 |
熱伝導率が低い材料は、人体と接触しても熱を奪うまでに時間がかかるため、あまり冷たく感じません。
そのため、住宅だけではなく、学校・幼稚園や保育園、病院、老人ホームなどの福祉施設でも木質フローリングの採用事例が増えています。
消臭・抗菌効果
木材には、アンモニアなどの悪臭成分を吸着する性能があります。
特に、杉に多く含まれるタンニンは消臭効果が高く、香り成分である精油には二酸化窒素など大気汚染物質を吸着し、黄色ブドウ球菌への抗菌効果があることも実験で明らかになっています。
(参考:林野庁|木材・木造建築物の環境への効果)
そのため、トイレや浴室、その他、不特定多数の人がよく触れる空間の壁仕上げや家具の材料、建具(ドア)に木材を採用する事例は少なくありません。
健康効果
木の香り成分(揮発性精油成分)には、血圧下降や脈拍・心拍数安定の効果があり、ヒノキの香りには人の免疫細胞の活動を高めるというデータも出ています。

また、木の香りを嗅ぎながら入眠すると不眠対策になるとも言われており、ダニの防除・行動抑制にも効果的なことから、「木の内装」には健康面でのメリットがあると言っても過言ではありません。
(参考:国立研究開発法人森林総合研究所|木のぬくもりあふれる寝室で良い眠りを ―木材・木質の内装や家具が多い寝室では不眠症の疑いが少ない、林野庁|木材・木造建築物の環境への効果)
遮音・吸音効果
密度が高い木材は、音響透過損失※によって音の伝わりを妨げる遮音効果があります。
※音響透過損失:音エネルギーが物体に入射して透過する音エネルギーと反射する音エネルギーに分けられる現象を指し、どれだけ透過する音エネルギーが減少したかを「透過損失」として評価する
また、木質材料の中には吸音性の高いものもあり、ホールや図書館などの天井・壁仕上げに採用される事例が増えています。
(参考:木づかい.com|木材の遮音と吸音)
紫外線吸収効果
木材に当たった紫外線の反射率は約15%で、目に与える刺激(負担)を大幅に軽減できます。
また、可視光線の反射率も約50〜60%なので、強い日射光や照明光が当たっても眩しさ(グレア)を抑えられるため、居心地よい空間づくりに木材は欠かせません。
※木材の可視光線反射率は、表面塗装の艶などによって異なります。
衝撃緩和・事故防止効果
木材は、多孔質構造に含まれる空気によって、力が加わって変形しても元に戻るスポンジのような弾性があります。
そのため、衝撃を緩和する効果があり、怪我のリスクを抑制できる内装材として様々な建物に採用されています。
また、無塗装の床材は最適な滑り具合に近い状態になり、歩行によってかかる負荷を抑制できる点もポイントです。
柔らかい木材ほど衝撃を吸収しやすいため、床材には柔軟性に優れたスギ・キリ・タモ・カバなどが多く採用されます。
(参考:林野庁|科学的データによる木材・木造建築物のQ&A)
リラックス効果
木材のナチュラルで温かみのある見た目、適度な男性と寒さを感じさせない触り心地、香り成分による身体的な安らぎは、人にリラックス効果を与えます。
そのため、住宅やホテルの客室、病室、教室などには木材や木質建材が採用されるケースが多く、最近は店舗やカフェの内装デザインにも多く取り入れられています。
環境的効果
木材や木質建材の利用は、以下の点において環境面でメリットがあると言われています。
- 木材の中でも国産材・地域材は、運搬に要するエネルギー消費量と二酸化炭素排出量が少ない
- 木材は、成長の過程で大気中の二酸化炭素を吸収して、炭素化合物として幹に固定する
- 木材は、生産・加工等に伴うエネルギ-消費量と二酸化炭素排出量が少ない
- 木材は、コンクリ-ト・鉄などの非木質建材と比べて再利用・廃棄が容易
- そのまま残置しても腐朽し自然に還元することから、環境への影響が小さい
木材の適度な利用によって森林の定期的な若返りが促されると、より多くの二酸化炭素を吸収し、「水源涵養作用・生物多様性保全・気候安定効果・土砂災害防止・土壌保全効果」などの多面的な効果を生み出します。
(参考:林野庁|森林の有する多面的機能について)
社会的・経済的効果
木材利用は環境面のメリットから、SDGsの実現や社会のGX※化に向けた取り組みにつながり、近年、木質建材はサステナブル建材として捉えられています。
※GX:グリーン・トランスフォーメーション(Green Transformation)の略称で、温室効果ガスの排出量削減と自然エネルギーなどのクリーンエネルギーへ変換する社会全体の取り組み
また、国産材や地域材の活用は、地方経済の活性化や林業・製材業の人材不足、放置林削減など、様々な問題解決につながと期待されていることから、社会的・経済的に意義のある活動として評価されています。
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「木の内装」デメリット・注意点と対策

「木の内装」には、デザイン面・健康面・環境面、そして社会や経済にとって良い影響を与えるメリットがある一方で、設計デザインに採用する際には事前に知っておいていただきたいデメリットもあるので注意が必要です。
施工費・工事費が高くなる
板張りの天井や壁は、ビニールクロス張りや塗装仕上げよりも工事単価・材料単価のどちらも高い点は否めません。
特に輸入材は運輸コストや情勢によって価格変動しやすいのでご注意ください。
※国産材は林野庁が価格・流通量をある程度コントロールしているため、輸入材と比べて価格変動は少なめです。
ただし、「木の内装」は初期コストが高いものの、ビニールクロスや塗装よりも耐用年数が長く、長期的視点ではメンテナンスや更新にかかる費用を削減できます。
そのため、板張りの天井や壁を予算に併せてアクセントで取り入れるプランがおすすめです。
キズ・汚れがつきやすい(落としにくい)
無塗装の木材や木質建材は、キズや汚れ、シミがつきやすく、さらにそれを落とすのは簡単ではありません。
浅いキズやシミであれば無垢材を研磨して目立たなくさせることも可能ですが、突板貼り※の材料は、研磨補修できないので注意しましょう。
※突板貼り:天然木を0.2〜0.3mmと薄くスライスした突板(つきいた)を合板などに貼り合わせた内装建材
表面を擦り傷や汚れ、シミから守りたい場合には、ウレタン塗装やUV塗装※が施された材料がおすすめです。
※UV塗装は塗料の特性上、不燃認定を受けられません。ご注意ください。
▶︎おすすめコラム:〈ウレタン塗装+木材〉メリット・デメリットや経年変化、その他塗料との違いを解説
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内装制限に対する工夫が必要
内装制限とは、不特定多数が利用する建物や火災時の周囲へ与える影響が大きいとされる建物に対して課せられるルールで、対象建築物の居室・通路(廊下や階段)の天井と壁に防火材料※を使用することが義務付けられています。
※防火材料:実験によって一定時間、「燃焼しない・避難上有害な煙やガスを発生しない・防火上有害な損傷を生じない」という要件を満たした材料で、基準を満たす時間の長さによって不燃材料・準不燃材料・難燃材料に分けられる
内装制限の対象となる建物に「木の内装」を採用する場合は、燃えしろ設計※など納まりを工夫するか、不燃木材や不燃化粧板を採用するなど材料選定の工夫が必要です。
※燃えしろ設計:太い断面によって、木材表面から一定の厚さが燃えても構造耐力を維持できるようにする設計手法。詳しくは「【木造の耐火建築物】基準・関連告示を紹介|外壁の材料選びについても」をご覧ください。

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見た目・品質にムラがある
無垢材は、天然素材であるため、見た目や材質が個体・部位・方向等によって不均質です。
また、木材腐朽菌やシロアリの繁殖によって強度が変化する点は否めません。
工業製品である突板貼りの製品は、材質にムラはあまりありませんが、木目のデザインや色合いが均一ではない可能性があります。
そのため、材料を選ぶ際には非木質建材よりもより一層、品質チェックが欠かせません。
最近は、無垢材や突板貼りの色ムラを“味わい”として捉える、 ナチュラルデザインがトレンドです。
定期的なメンテナンスが必要
内装仕上げに木質建材を採用する場合、屋外ほど木材腐朽菌やシロアリの繁殖を気にする必要はありませんが、汚れやシミをつきにくくするためには定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
また、半屋外で防腐・防虫処理された無垢材を採用する場合も、薬剤の効果は10〜15年程度で失われるため、やはり表面塗装は必要です。
そのため、「木の内装」を採用する際には、メンテナンスにかかる手間やコストも念頭におきましょう。
UV塗装品は表面の塗膜が分厚いため、メンテナンスを要する期間が長く、細部まで点検が難しい公共的な施設にも採用されています。
変形しやすい
木材は乾燥すると含水率が低下して収縮し、反り・ねじれ・割れなどの変形を引き起こします。
寸法や形状の変化は、「無垢材>集成材>化粧貼り合板」の順でリスクが高いため、材料を選定する際には注意が必要です。
住宅などの狭い面積であれば、伸縮や変形を見越して調整しながら施工できますが、非住宅の規模が大きい建築物では、材料の変形や施工効率の低下につながります。
経年変化する
無垢材・集成材・化粧貼り合板など種類を問わず、原則として表面の天然木部分は紫外線によって変色します。
直射日光だけではなく照明光にも紫外線が含まれるため、移動可能な家具やラグなどを長期間置く場所では部分変色に注意が必要です。
木材や木質建材の表面乾燥を防ぎさらに紫外線による変色を抑える「日焼け防止塗装」を施した製品もおすすめです。
「木の内装」後悔しないためのポイント

「木の内装」を後悔しないためには、材料を選ぶ上でいくつかの重要なチェックポイントがあります。
不燃性(内装制限への適合性)をチェックする
内装制限の対象となる天井・壁に木材や木質建材を採用する場合は、必ずその不燃性を確認しましょう。
国土交通省(旧建設省)の告示では、木材・木質建材は防火材料のいずれにも含まれないため、内装制限の規定をクリアするためには、製品ごとに不燃・準不燃・難燃材料として個別認定を受けたものを選ぶ必要があります。
(参考:建設省告示第1400号「不燃材料を定める件」、建設省告示第1401号「準不燃材料を定める件」、建設省告示第1402号「難燃材料を定める件」)
防火材料の不燃性能は「不燃>準不燃>難燃」の順で高いため、不燃材料は準不燃・難燃材料の基準を満たすことが可能です。
柏田木材は、国土交通大臣より個別認定を受けた不燃パネル・不燃木材を取り扱っております。
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表面の塗装・仕上げをチェックする
木材をキズ・汚れ・シミや表面の乾燥から守るためには、保護塗装が欠かせません。
現場塗装は臨機応変に対応できる点が長所ですが、塗膜の品質均一性が高く、扱いが難しい高耐久塗装を採用できるのは、やはり工場塗装です。
工場塗装された製品を採用すると、工期の遅延も防止できます。
メーカーによって対応できる塗装仕上げ・塗料の種類が異なるので、材料選定の際には仕上げのオプションについてもご確認ください。
柏田木材は、オイル・ウレタン塗装から、UV塗装や不燃塗装などの特殊仕上げまで、全て自社工場・自社スタッフで行なっているため、お客様のご要望に細かく対応できます。
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経年変化をチェックする
樹種によっては経年によって新品の状態より色が濃くなるものと淡くなるものがあるため、材料を選ぶ際にはどのように変色していくかメーカーに確認しましょう。
柏田木材では、日焼けによる変色を防ぐ塗装や、クリアの塗膜が黄変しにくい非黄変型ウレタン塗装、無塗装のような仕上がりになる白木塗装のオーダーも承っております。
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全体の調和性をチェックする
統一感のある内装デザインを検討する上で、壁・天井の仕上げと床材、造作家具・内装ドアの調和性も重要なポイントです。
そのため、内装仕上げ材を選ぶ際には、施工部位が異なる部分に対応できるサイズ・厚さのレパートリーが豊富な建材を選びましょう。
| 木質建材の種類 | 施工できる部位 |
|---|---|
| 無垢材 | ・床材(フローリング) ・天井仕上げ材 ・壁仕上げ材(内装制限の部分は不燃木材) ・家具の材料(内装制限の部分は不燃木材) ・内装ドア →材料が分厚くなるため、納まりが難しく重量が大きくなる可能性があるので要注意 |
| 集成材 | ・床材(フローリング) ・家具の材料 →材料が分厚くなるため、納まりが難しく重量が大きくなる可能性があるので要注意 |
| 化粧貼り合板 | ・床材(フローリング) ・天井仕上げ材 ・壁仕上げ材 ・家具の材料 ・内装ドア →材料が薄いものもあるため、様々な納まりに対応でき、重量を抑えられる |
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「木の外装」もトレンド|外壁・軒天などに木材を採用

「木の内装」と同様に、「木の外装」、外壁や軒天を板張りにするデザインも人気です。
ただし、外装にかかわる防火規定をクリアする必要があるため、材料選定にはご注意ください。
屋外に木材や木質建材を施工する際の注意点は、主に以下の通りです。
- 多湿で雨天が多い日本では、木材・木質建材は腐朽や蟻害の影響を受けやすいため、保護塗装するのがおすすめ
- 無塗装の木材を屋外に採用する場合は、風通しがよく湿度が上がりにくい場所であることが条件
- 突板貼りの材料は雨や過度な湿度にさらされる屋外には施工できない
- 不燃木材は、雨ざらしの場所では薬剤が流れ出るため、不燃塗装による表面の保護が必須(ただし、現場塗装では防火認定を受けられない)
「どんな材料なら屋外でも長持ちするか知りたい」「屋外の施工に適した材料かどうか判断できない」という方は、柏田木材までお気軽にお問い合わせください。
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無垢材・集成材・不燃木材・突板貼りを選べる“柏田木材”の内外装材

柏田木材は、林業・製材業で世界的に有名な奈良県五條市で「無垢材・不燃木材・突板化粧板・不燃パネル」などを製造・加工する建材メーカーです。
「内装デザインにどんな木質仕上げ材を選べばいいか知りたい」「無垢材と化粧貼りの材料で迷っている」という方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。
● レパートリー豊富な「塗装・表面加工ラインナップ」
● 木材の切削・接着・着色・塗装を全て自社工場で行うことによる「高い品質安定性の確保」
● 木材産地に近い立地による「リーズナブルな価格の実現」
● SDGsやカーボンニュートラル実現に貢献できる「国産材(県産材・地域材)の活用」
● “こだわり”を実現できる「特注加工・開発支援・OEM製造」
● 施工効率を高められる「自動倉庫管理のオンタイム納品」
無垢・複合フローリング

対応樹種:杉・桧・唐松
杉
| 種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
|---|---|---|---|---|
| 規格サイズ | 12・15 | 120 | 1960・3960 1950・3950(厚み15のみ、エンドマッチ付き) | ・無塗装 ・UV塗装 ・ウレタン塗装 ・オスモUV塗装(複合フローリングは表面の突板が0.55mm以上から対応可能) |
| 特注サイズ | 12〜 | 70〜 | 900〜 |
桧
| 種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
|---|---|---|---|---|
| 規格サイズ | 15 | 110 | 1960・3960 1950・3950(エンドマッチ付き) | ・無塗装 ・UV塗装 ・ウレタン塗装 ・オスモUV塗装(複合フローリングは表面の突板が0.55mm以上から対応可能) |
| 特注サイズ | 12〜 | 70〜 | 900〜 |
唐松
| 種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
|---|---|---|---|---|
| 規格サイズ① | 15 | 105・140 | 1950・3900 1940・3890(エンドマッチ付き) | 無塗装 UV塗装 ウレタン塗装 オスモUV塗装 |
| 規格サイズ② | 15 | 120 | 1820(エンドマッチ付き) |
柏田木材では、標準の塗装仕上げに加えて、製品によって下記もご指定いただけます。
・ノンスリップウレタン塗装(滑り止め加工)
・抗ウイルスウレタン塗装
・ウレタンハードコート塗装(針葉樹用)
・オイル塗装(複合フローリングは表面の突板が0.55mm以上から対応可能)
無垢材(羽目板)

対応樹種:杉・桧・唐松
| 樹種 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
|---|---|---|---|---|
| 杉・桧 | 10〜18mm | 70〜180mm | 1,500〜4,100 | ・無塗装 ・ウレタン塗装 ・オイル塗装 ・UV塗装 ・オスモUVオイル塗装 |
| 唐松 | 要相談 | 要相談 | 要相談 |
突板化粧板(非不燃・不燃)

対応樹種:杉・桧・米栂・米松・オーク・バーチ・メープル・ウォルナット・チーク・チェリー・アッシュ・カリン・カバなど40樹種以上
【不燃タイプ】
| 種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
|---|---|---|---|---|
| 規格サイズ | 6・9 | 450 | 1818・2424 | ・ウレタン塗装 |
| 特注サイズ | 3〜90 | 〜1,220 | 〜2424 |
【非不燃タイプ】
| 種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
|---|---|---|---|---|
| 規格サイズ | 6・9 | 450 | 1818・2424 | ・UV塗装 ・ウレタン塗装 ・無塗装 |
| 特注サイズ | 3〜90 | 〜1,220 (UV塗装品は60〜450) | 〜4000 (UV塗装品は1500〜4000) |
不燃木材

対応樹種:杉・桧
| 種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
|---|---|---|---|---|
| 羽目板 | 12~90 | ~450 | 1500~ | ・無塗装 ・不燃ウレタン塗装(白華抑制タイプ) |
ルーバー

無垢材・化粧貼り・集成材
| 厚み(mm) | 20〜90 |
| 幅(mm) | 45〜450 |
| 長さ(mm) | 1500〜4000 |
| 塗装 | ・無塗装 ・ウレタン塗装 ・UV塗装 ・オイル塗装 ・屋外用塗装 など |
| 樹種 | 【無垢材】 ・杉 ・桧 【化粧貼り】 ・杉 ・桧 ・オーク ・バーチ ・メープル ・ウォルナット など 【集成材】 ・杉 ・桧 ・オーク ・アッシュ ・ゴム など |
不燃木材
| 厚み(mm) | 20〜90 |
| 幅(mm) | 〜450 |
| 長さ(mm) | 1500〜 |
| 塗装 | ・不燃ウレタン塗装 |
| タイプ | ・レギュラータイプ ・白華抑制タイプ |
| 樹種 | ・杉 ・桧 |
カウンター・棚板

| 厚み(mm) | 20〜60 |
| 奥行き(mm) | 70〜450 |
| 長さ(mm) | 〜4000 |
| 塗装 | ・無塗装 ・ウレタン塗装 ・UV塗装 ・オイル塗装 ・ノンスリップ塗装 ・耐熱塗装 など |
| 樹種 | 【集成材タイプ】 ・杉 ・桧 ・オーク ・アッシュ ・ゴム など 【突板貼りタイプ】 ・オーク ・アッシュ ・ウォルナット ・メープル ・バーチ など |
ランバーコア・LVS


| 厚み(mm) | 25〜90 |
| 奥行き(mm) | 70〜450 |
| 長さ(mm) | 〜4000 |
| 表面仕上げ・加工 | ・突板化粧貼り ・各種塗装 ・面取り ・溝突き |
まとめ
「木の内装」には、デザイン面・健康面・環境面、そして社会や経済にとって良い影響を与えるメリットがあるため、住宅・非住宅を問わず、幅広い用途の建物に採用されています。
ただし、設計デザインに取り入れる際には、コストやメンテナンスに関してなど、事前に知っておいていただきたいデメリットもあるのでご注意ください。
「木の内装」の仕上げ材を選ぶ際には、価格や見た目だけではなく、幅広い視点で製品を比較検討することが重要です。
柏田木材は1950年創業以来、時代に合わせて様々な木質建材の製造・販売を行ってまいりました。
奈良県産材をはじめとした各地の銘木を取り扱い、木質建材の製造から塗装まで、全て自社工場にて行なっております。
内外装の仕上げに用いる木質建材の選定でお悩みの方は、ぜひ柏田木材までご相談ください。


