ご支援の流れ
お問い合わせ
ヒアリングWebサイトのお問合せフォームかお電話にてお問い合わせください。仕様が決まっていなくても問題ありません。私たちが御社のご要望・課題をヒアリングさせて頂き、一緒に仕様を決定していくことにも対応しております。
1仕様決定・試作品開発
ヒアリングさせていただいた後、弊社の方で製造可能か、製品の仕様に問題がないかを確認させていただきます。その後、試作品を作成して品質などの確認を行います。御社の納得がいくまで仕様の再検討や試作を繰り返し行います。
2正式お見積り
仕様が決定しましたら正式なお見積もりを提出いたします。
3ご契約
お見積りの上、問題がなければ生産に必要な材料を使用・発注する許可をいただきましてご契約とさせていただきます。
4製造
発注書を送っていただきましたら決定した仕様・価格に従って製造致します。
5納品
完成した製品をお客様のもとへ発送いたします。
6費用感について
01製品価格
製品価格の主な要素は材料費と加工費の2つに分けられます。
材料費
木材にも無垢材・集成材・合板・LVLなど様々な素材があり、性能とコストのバランスを最適化した製品を製造・開発するためには素材に対する知識が不可欠です。柏田木材は様々な素材を実際に調達し、扱ってきた経験を活かし、コストと性能を両立した最適な材料をご提案いたします。
加工費
加工費を抑えるには効率的な製造工程が重要です。柏田木材は省人化されたラインを活用したロット生産を得意としており、加工費を最小限に抑えることが可能です。
02試作費用
開発はどうしても試行錯誤が必要になるため、試作を何度も重ねる必要があり、何回試作すれば完成すると言い切ることもできません。だからこそ、開発段階に合わせた試作方法でコストを最小限に抑えることが重要だと考えます
簡易試作
仕様が決まり切っていない構想段階の簡易試作からも対応いたします。お客様の試してみたい形状・樹種・塗装などに合わせて、様々なパターンの試作品を作成。お客様のご納得のいく仕様が見つかるまで最小限のコストで試作品を手配いたします。
実機試作
実機を用いた本格的な試作は、他の製品の生産を一旦停止して行う必要があるため、一般的には高額になる傾向があります。試作スケジュールを弊社にお任せいただければ、最小限のコストで実機試作できるスケジュールをご提案いたします。
量産試作
想定しているペースで安定的に量産が可能かを確認する試作です。本生産と同等の価格で対応させて頂きます。また、品質基準を満たした試作品ですので、そのまま初回生産品として納品することも可能です。
木材について
木材には他の素材にはない特性がいくつもあります。これらを正しく理解した上で開発・製造・販売を行うことが重要になります。
01個体差が大きい
木材はもとが生物であるため個体差が大きい素材です。人間がそれぞれ身長も肌の色も顔つきも違うのと同じです。この特性ゆえに同じ見た目のものが存在することがほぼあり得ません。単板貼り製品であってもフリッチが変われば見た目が異なります。つまり、見た目が均等である必要のある製品にはあまり向かない素材です。対して、見た目がそれぞれ異なることが製品の価値となるような場合にはこれ以上にはない優良な材料になります。
02製材・乾燥後も呼吸している
木材は製材・乾燥をして板状・棒状になった後にも空気中の湿気を吸ったり吐いたりしています。これによって木材は常に形状が変化しており反ったり曲がったりを繰り返しています。 そのため、金属やプラスチックと同レベルの精度を出すことは困難です。対して、呼吸により空気中の湿気を調整してくれるため、内装材などの室内に使用することで常に生活をしやすい湿度を保ってくれる一面もあります。
03 断熱性が高いため温かみがある
木材は無数の細胞で構成されており、それぞれが空気を含んでいるため熱を伝えにくくなっています。そのため、他の素材と比較して触れた瞬間に温かみを感じやすく触り心地が良く、人が直接触れる製品にも好んで使用されます。
04 重さ当たりの強度(比強度)に優れる
木材は金属やプラスチックなどに比べて強度がないという風に考える方もいます。この考えは半分は正解、半分は間違いです。例えば素材の表面を爪などでひっかいてみると塗装などの処理をしていない木材は簡単に傷がつくものが多く、特に針葉樹では顕著に傷がつきます。ただ、木材の比重は針葉樹では0.3~0.5程度です。鉄の比重が7.8であることを考えるとその差は20倍近くです。そして、重さ当たりの強度(比強度)で比較した場合には圧縮に対する強さは鉄の2倍、引っ張りに対する強さは4倍あります。つまり、木材は軽さと強度を併せ持つ素材と言えます。
05 視覚・聴覚・触覚・嗅覚に優しい空間を作れる
木材を使用した空間には人のあらゆる感覚に対してメリットがあることがわかっています。人類が生まれてからの時間を考えれば、人間が自然界を離れて生活するようになったのはまだごく短い間に過ぎません。なので、プラスチックや金属・コンクリートに囲まれた空間という自然界には存在しない空間に対して無意識に感じるストレスが今の生活に多くあることは当たり前です。これは決して科学的根拠のないスピリチュアルな話ではありません。研究の結果、木材が人間に対して有益である証明が数多く行われています。
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光を散乱させ紫外線を吸収する
少々極端な例ですが鏡で反射した光を浴びて眩しいと思ったことが一度は経験があると思います。人は一方向から強い光を当てられることを好みません。木材は表面にミクロ単位での凹凸を持ち、光を散乱させることができます。加えて、木材は人にとって紫外線などの刺激の強い光は吸収して赤外線などの優しい光は反射する特性も持ちます。そのため木材は人にとって有益な光を多く残してリラックスできる空間をつくることができる素材といえます。
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人間が不快に感じる雑音を吸収する
コンクリートで囲まれた空間などでは大きな音がなったとき、反響する音が聞こえると思います。反響や残音は耳障りに聞こえることが多くありますが、木材を利用した場合、反響や残音は木材に吸収されるため不快な音が減らすことができます。
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触れた瞬間に温かみがあり衝撃吸収性能もある。
木材は多くの空気を含んでいるため断熱性が高いため、金属やコンクリートのようは触れた際の冷たさを和らげる効果があります。それに加えて、衝撃を吸収する効果もあるため、体に負担をへらす効果もあります。
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消臭・殺菌効果のある成分で空間を浄化
木材は消臭・殺菌効果のあるフィトンチッドという成分を多く持つため不快な匂いや不衛生な菌を減少させることができます。加えて、空気中に放散された化学物質と中和する特性を持ち、シックハウスなど原因となるホルムアルデヒドなどの化学物質に対しても有効です。内装の一部を木材に変えるだけでもシックハウスなどの症状が改善されるケースがあるほど木材は空間を汚さない素材といえます。
06 炭素固定ができる
木は光合成によって空気中の二酸化炭素を取り込むことで成長します。そして、伐採をしても燃やしたりしない限りは炭素の固定はされたままであり、同じ場所に新たに木を植えれば更に炭素固定をすることができます。この特性から世界的な課題となっている二酸化炭素の削減の有効な手段の一つとして近年、注目を浴びています。それに伴って、木材を活用した製品開発や従来製品に利用していた素材を木材で代替することで環境への配慮をアピールする企業も増加傾向にあります。
07 人為的な栽培が可能な再生可能資源
木は植えることで栽培ができるという非常に珍しい特性があります。これは金属やプラスチック・石材などの素材にはまねができません。加えて、乾燥した木材は薪やチップ・ペレットのような燃料にすることが可能です。燃料にすると二酸化炭素が排出されますがそうして排出された二酸化炭素も植えた木が吸収して成長していきます。このようにして二酸化炭素を大気と地表で循環させられる素材であることが、木材が資源として見直されてきている理由です。
08 加工が容易
木材は金属や石と比較しても非常に加工が容易な素材です。一般の方でもノコギリのような人力での加工も可能ですし、ルーターや電ノコなどの電動工具を活用すれば加工の幅は更に広がります。少し道具を揃えれば木材の加工は一般の方でも容易です。そのためDIY用品など、組み立てや加工をできること自体を付加価値として提供する製品にも活用できる点も木材ならではの特徴です。
国内屈指の銘木、吉野杉・吉野桧
柏田木材は国内屈指の銘木である吉野杉・吉野桧の産地と非常に近い位置に所在するため、これらを活用した製品を得意としています。吉野杉・吉野桧は国産材の中でも高付加価値な製品を作成するのに最適な特徴がいくつもあります。
01 通直かつ完満
まっすぐかつ根本から上部までほぼ同じ太さに育っているため長い材料が取りやすく、均一な品質の材料になりやすいという特徴があります。
02 節が少ない
無節・上小節などの良材を使用した製品を開発したい場合は吉野杉・吉野桧は非常に歩留まりが良い最適な材料です。
03 目合い・色合いに優れる
一定の間隔で細かく詰まった木目を持ちつつ色合いも淡紅色の美しい色をしており、その美しさは一度知ってしまえば一目瞭然です。
04強度に優れる
「通直かつ完満」・「節が少ない」・「目合いに優れる」これらの特徴は見た目だけではなく強度にも影響しています。他の国産材と比較しても強度の高い吉野杉・吉野桧は実用性も兼ね備えた製品を作成することが可能です。
吉野杉・吉野桧が高品質な理由
吉野杉・吉野桧は代々、技術と育成方法を受け継ぎ、手間をかけ続けることによって良材がよく取れる木に育成されています。
01密植
林業では1haあたりに3000本植えることが一般的とされています。しかし、吉野杉・吉野桧は1ha当たりに約10000本植えてあります。これによって木の下部に陽が当たり切らないようになることで成長が遅くなり、木目が細かく完満な木に育ちます。
02枝打ち
節になる前に枝を切り落とすことで無節の材料が取れやすくなり、成長を遅らせることで密植と同様に木目が細かく完満な木に育てることができます。
03多間伐
木の密度を調整することで成長速度を操作し木目を一定に保ちます。また、間伐は雨による土砂の流出などを予防する効果もあるため山林の管理のためにも重要になります。
04葉枯らし
伐採してからすぐに人工乾燥を行うことが多くありますが、この方法は渋が抜けにくく色が暗くなってしまいます。淡紅色に仕上げるためには葉をつけたままで半年から一年間、自然乾燥させます。これによって水とともに渋が抜けていき淡紅色の美しい木が生まれます。
塗装について
木材への塗装には様々な種類の塗装があります。そして、これらにはそれぞれメリット・デメリットが存在するため、それらを理解した上でどの塗装を採用するのか適切に選ばなければなりません。
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1
スギやヒノキなどの柔らかい針葉樹を使用したいが傷つきやすいことが気になっている。
微細な繊維を塗料に含んだ塗料を使用することでヘコミ傷が軽減することが可能です。
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2
科学的な物質が含まれていないものを使用したい。
様々な自然塗料の中からお客様のご要望に沿ったものを選定いたします。
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3
見えない菌やウイルスから子供を守りたい。
抗ウイルス塗装で菌やウイルスで清潔さを維持できます。
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4
ペットやご高齢の方とご同居されている方へ。
→転倒を未然に防ぐノンスリップ塗装がおすすめです。
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5
土足対応にしてほしい。
ウレタン塗装よりもキズに強いUV塗装で擦り傷を軽減できます。
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6
屋外の壁に木材を使用したいけどすぐに劣化するのは嫌。
屋外用の塗料で紫外線や雨風による劣化から保護しましょう。色をつけたくない方向けの透明な屋外塗料もございます。
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7
オークの木柄は気に入っているけど色はウォルナットの方が好き。
ウォルナットに似た色を着色することで木柄と色のどちらもお好みのものを作成できます。
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8
汚れが付くのは嫌だけど塗装した時にツヤが出てしまうのが嫌。
超低グロスの艶消し塗料がございます。
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9
お客様から自然塗料を使ってほしいと言われたけど現場塗装では品質のばらつきが怖い。
オスモUVオイル塗料なら均一な仕上りでありつつ、工場塗装なので工期の短縮が可能です。