【木材のカビ】種類と見分け方、放置する危険性、カビ取り・防止方法を徹底解説

梅雨の季節など空気の湿度が上がると発生するのが「カビ」です。
注意しないと木材や木質建材の表面にも繁殖します。
そこで、今回は「木材のカビ」について、種類と見分け方、繁殖する環境条件、放置する危険性について“木材のプロ”が詳しく解説します。
カビ取りや防止方法や木材・木質建材の選び方も紹介しますので、設計デザインの材料を検討している方はぜひ最後までごらんください。
● カビ菌はごく当たり前に空中を浮遊しているため、その繁殖を完全に防ぐことは困難です。
● カビ菌が好む「水分・温度・養分・酸素」の条件のいずれかを取り去ると、繁殖を抑制できます。
● 設計デザインの際には、カビが生えにくい木材・木質建材を選定することが重要です。
●「柏田木材」は1950年に奈良県で創業して以来、高品質な木質建材や技術開発支援に努め、「突板化粧板(不燃・非不燃)・LVS・ランバーコア・無垢材・不燃木材」を取り扱っています。
コンテンツ
カビの見分け方|木材に生えるカビの種類

カビ菌は現在8万種以上発見されており、その中で木材の表面に発生するのは「接合菌類」と「不完全真菌類」です。
接合菌類
接合菌類とは、接合胞子嚢を形成しながら増殖する種類です。
以下の属類が一般的で、木材の表面に生育します。
属名 | 特徴・見た目 |
---|---|
ムコール(Mucor) | ・ケカビと呼ばれる ・灰白色から褐色の綿毛状 ・繁殖力が強く発育も早い |
リゾープス(Rhizopus) | ・クモノスカビと呼ばれる ・よく見るアオカビも属する ・湿った有機物表面に出現する ・灰色から黒色の綿毛状 ・代表的な空中雑菌 |
不完全真菌類
不完全真菌類とは、有性生殖※するかが不明な菌類を指します。
※有性生殖:接合菌類のように胞子嚢を形成せずに繁殖する
種類が多く、見た目も様々です。
属名 | 特徴・見た目 |
---|---|
フザリウム(Fusarium) | ・ほとんどが無害だが、一部はカビ毒を発する ・黄色やピンク色から紫色の細かい綿毛が集まり斑点になる |
アクレモニウム(Acremonium) | ・繁殖が遅い ・白色から薄茶色のふわふわとした見た目 |
アルテルナリア(Alternaria) | ・ススカビとも呼ばれる ・繁殖が遅い ・黒色の斑点になる |
アスペルギルス(Aspergillus) | ・コウジカビと呼ばれる ・自然界で最も多く存在する菌類で、繁殖が早い ・黄色、緑色、黒褐色の斑点になる |
オーレオバシヂウム(Aureobasidium) クラドスポリウム(Cladosporium) | ・風呂場などの水回りに繁殖する黒カビ ・繁殖力が強く、アルコール成分に耐性がある |
木材の表面には様々な種類のカビが発生しますが、その繁殖条件はほぼ変わりません。
そのため、カビを防止するためには環境条件を知り、対策を講じる必要があります。
カビの繁殖環境条件

私たちが暮らす世界の空気中にはカビ菌の胞子が浮遊しているため、完全に繁殖のリスクを取り除くことは不可能です。
カビ菌の胞子が物体表面に付着して菌糸体を形成すると、一般的に見かける“カビ”になります。
カビ菌を根絶することはできませんが、繁殖環境の条件を知るとカビが生えるリスクを抑えられます。
湿気(水分)
カビ菌は湿気が高い場所を好みます。
含水率※が20%を超えるとカビ菌が繁殖しやすくなるため、木材を湿らせない(濡らさない)ことが重要です。
木材が直接濡れない環境でも、空気中の湿度を60%以上になるとカビが繁殖する可能性が高まるので注意しましょう。
※含水率:木材に含まれる水分量を表し、建築材料として使われる木材の含水率は15%前後が通常。
温度
カビ菌の多くは、10〜30℃(特に28℃前後)で活発になります。
温度(室温など)が0℃以下もしくは40℃以上になると菌の繁殖・生育は停止しますが、胞子自体は生存しているため、適温になると再び増殖し始めるので注意が必要です。
養分
菌類は主にタンパク質を養分にして増殖します。
カビ菌は、木材の細胞に含まれる糖分や澱粉を養分にするため、生育を断ち切ることはできません。
表面塗装された木材でも、表面に付着したホコリや人間の皮脂、食べこぼしなどが養分になる可能性があるため、こまめな清掃が必要です。
酸素(空気)
カビ菌は生育・繁殖のために酸素が必要な好気性菌です。
そのため、木材が空気に触れない水中などでは繁殖しません。
(参考:文部科学省|カビとは)
ちなみに、大腸菌や乳酸菌など繁殖に酸素が必要ない菌類は嫌気性菌と呼ばれます。
カビ菌の増殖を防止するためには、「水分・温度・養分・酸素」のいずれかを断つ必要があります。
4つの条件が全て揃わない環境下では、カビ菌は生育できないためです。
木材にカビが生えやすい場所・環境

カビが生える場所は「水分・温度・養分・酸素」の条件が全て揃いやすい場所です。
以下の部位にはカビが生えやすいので注意しましょう。
- 雨漏りや漏水によって常に湿っている場所(水回りなどの天井・室内壁・床)
- 雨に直接当たり、日陰などでなかなか乾燥しない場所(外壁・ウッドデッキ・フェンスなど)
- 通気や換気が不足していて、常に湿度が高い場所(床下や壁内、家具の裏や下など)
- 結露によって長時間湿っている場所(窓枠や窓辺の床、壁内など)
- ホコリや汚れが溜まりやすい場所(家具の裏や下、収納内部、壁際など)
上記の場所は主に住宅で見られますが、非住宅の建築物でもリスクはありますので、定期的な清掃と点検が必要になります。
木材のカビを放置する危険性|建物・人体への影響

カビが生えると木部の見た目が損なわれて清潔感が失われます。
しかし、放置する危険性はそれだけではありません。
建物への影響
カビ菌が増殖すると、白・青・緑・ピンク・赤・黒など様々な色の菌糸が木材表面に付着します。
カビ取りをしても着色だけ残る可能性があり、漂白すると木材表面の変色や劣化につながるので注意しましょう。
「カビが生えると木材の耐久性が落ちるのか」というご質問をいただきますが、カビ菌は表面汚染菌であるため、たとえ全体的に増殖しても細胞の主成分(セルロース・ヘミセルロースなど※)は分解されず、強度に影響はありません。
※セルロース・ヘミセルロース:植物の細胞壁や繊維を形成する主成分
ただし、カビ菌の繁殖条件は木材腐朽菌※やシロアリの繁殖条件と似ているため、木材の劣化、ひいては建物全体の耐久性低下をもたらす可能性があります。
種類 | 繁殖条件 |
---|---|
カビ菌 | ・木材含水率20%以上もしくは空気中の湿度60%以上 ・温度10〜30℃程度(28℃前後で活性化) ・繁殖に必要な養分がある ・酸素がある |
木材腐朽菌 | ・木材含水率が20%以上 ・温度20〜30℃程度 ・繁殖に必要な養分がある(セルロースなど) ・酸素がある |
シロアリ | ・木材含水率が30%以上 ・温度10〜40℃程度(15〜30℃で活性化) ・繁殖に必要な養分がある(セルロースなど) ・酸素がある |
シロアリは木材腐朽菌が繁殖して軟化した木材を好んで食べるため、「カビ菌の繁殖→木材腐朽菌の繁殖→シロアリの繁殖」と連鎖するケースは珍しくありません。
▶︎おすすめコラム:【木材腐朽菌の繁殖条件と対策】カビ・菌根菌・シロアリとの違いや材料選びのコツを解説
人体への影響
木材の表面にカビが生えると、菌が胞子を発してそれが空気中に浮遊します。
菌種によっては浮遊した胞子が食物などに付着して繁殖が広がる可能性があるので注意が必要です。
また、胞子を人が吸い込むと、アレルギー反応や喘息などの呼吸器疾患、アトピー性皮膚炎の原因となるリスクもあることが分かっています。
(参考:厚生労働省|科学的根拠に基づく シックハウス症候群に関する 相談マニュアル)
近年の研究ではカビから揮発性有機化合物(MVOC※)が発せられるという結果も出ていることから、住む人の健康へ影響を及ぼす危険性は否めません。
※MOV:Microbial Volatile Organic Compoundsの略称で、カビ菌を含む微生物などが放出する揮発性有機化合物。シックハウス症候群の原因物質のうちの1つ。
(参考:文部科学省|微生物由来の揮発性有機化合物(MVOC)による室内空気汚染の解明と衛生居住環境の開発に関する研究)
木材のカビは見た目の問題だけではなく、建物の寿命や人の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、事前に除去・防止方法を把握しておくことが重要です。
木材のカビ取り(除去)方法とポイント

木材の表面にカビを見つけたら、増殖しないように早めに除去しましょう。
ただしその際にはいくつかの注意点があります。
中性・弱酸性のカビ取り剤がおすすめ
市販のカビ取り剤にはいくつかの種類があり、それぞれ特性が異なります。
どのカビ取り剤でも木材のカビに対して一定の除去効果はありますが、中性・アルカリ性のタイプは木材表面を劣化させる可能性があります。
液性 | カビ取り剤の種類(pH値) |
---|---|
アルカリ性 | ・ハイターなどの塩素系漂白剤(11.0〜12.0程度) ・次亜塩素酸カルシウム(11.0〜12.0程度) |
弱アルカリ性 | ・酸素系漂白剤(9.0〜11.0程度) ・次亜塩素酸(8.0〜10.0程度) ・重曹水系(8.2〜8.5程度) |
中性 | ・消毒用エタノールなどのエチルアルコール系(7.0前後) |
弱酸性 | ・ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(6.0〜7.0程度) |
木材の表面はpH4〜7の弱酸性で、アルカリ性・強酸性物質と接触すると変色します。
そのため、木材のカビを取る際には、エチルアルコール系もしくは次亜塩素酸水系(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム)がおすすめです。
ただし、弱酸性のカビ取り剤であっても、大量に使用すると水分が木材の内部まで浸透して含水率を上げ、腐朽などを引き起こすケースもあるため注意してください。
(参考:文部科学省|カビ対策マニュアル[基礎編])
手順に沿ってカビを取る
カビ取りは、手順を間違えると菌を広げてしまうため、気をつけましょう。
①表面のホコリや汚れを乾拭きもしくは固く絞った濡れ布巾で除去する
②エチルアルコール系カビ取り剤を含ませた柔らかい布やキッチンペーパーでカビを拭き取る
③次亜塩素酸水系カビ取り剤を染み込ませた布やキッチンペーパーをカビの繁殖部分に貼り、10〜15分ほど放置する(カビの着色が無くなるまで数回繰り返す)
④カビの着色がなくなったら、固く絞った濡れ布巾で表面についたカビ取り剤を拭き取る
塗装などの表面加工が施されている木材ではこの手順が有効ではなかったり、無塗装材はシミが残ったりする可能性があります。
そのため、まずは目立たないところにカビ取り剤を付けて、反応を確認しましょう。
木材のカビ取りで注意する点・間違った方法

一般的に知られているカビ取り方法の中には、間違ったものもあります。
スプレーは使わない
液体カビ取り剤をスプレーで木材に直接噴きかけると、木材表面のカビ胞子が霧状に舞い散り、繁殖範囲を広げてしまう恐れがあります。
また、液量が多いと垂れて、同じくカビ胞子を拡散してしまいます。
そのため、カビ取り剤は布や紙に染み込ませて使用しましょう。
消毒用エタノール・布は多めに準備する
消毒用エタノールなどのエチルアルコール系カビ取り剤も木材に使用できますが、すぐに揮発するため多めに準備しましょう。
また、同じ布・紙に何度も染み込ませると、カビ胞子が色々なところに付着します。
そのため、一拭きするごとに布や紙を交換することがポイントです。
どんなカビ取り剤も目立たないところで変色を確認
木材や木質化粧板に表面加工が施されている場合は、部分変色に注意しましょう。
水性塗料やオイル仕上げの木材・化粧板は、エチルアルコール系・次亜塩素酸水系のどちらとも相性があまり良くありません。
液量が多いと塗膜の剥がれや変色、表面劣化を引き起こす可能性があるため、必ず目立たないところで試してからカビ取りしてください。
フローリングのワックスが溶ける可能性も
家具の下や結露する窓周りなど、木質フローリングにカビが生えるケースは珍しくありません。
しかし、フローリングにワックスがけしていると、その上にエチルアルコール系カビ取り剤を使うことでワックスが溶けてしまう可能性があります。
カビを落とすための“ヤスリがけ”は逆効果
木材についたカビの色素を取り除くために表面をヤスリがけする方もいらっしゃいますが、これはカビ胞子を拡散させてしまいます。
また、家具やフローリング、内装ドアに用いられる突板化粧板※は、表面材が0.2〜0.3mmと薄いものが大半なので、ヤスリがけによって基材(合板など)が見えてしまう可能性があるため注意が必要です。
※突板化粧板:突板と呼ばれる原木を薄いシート状にスライスした素材と合板・MDFを貼り合わせたパネル材
一度カビが繁殖した木材は、季節の移り変わりによって再びカビが生える可能性が高いため、設計デザインの際にはカビを防止できる方法を知っておくことが重要です。
木材のカビを防止する方法と対策

木材のカビを防止するためには、繁殖条件である「水分・温度・養分・酸素」のいずれかを取り去る方法が確実です。
風通しを良くする
湿気がこもりやすい部分はカビが生えやすいため、風通しをよくして湿度調整を徹底しましょう。
床下など自然換気だけでは湿度が下がりにくい場所は、乾燥剤や床下換気扇を用いる方法がおすすめです。
置き型家具は床や壁との間に隙間を設けると、カビの発生リスクを軽減できます。
カビが生えにくい樹種を選ぶ
木材でも、カビが生えやすい樹種と生えにくい樹種があります。
カビが生えにくい樹種は、主に抗菌成分を多く含む樹種です。
逆に、カビが生えやすい樹種は、精油成分が少なく水分を抱え込みやすい樹種が該当します。
カビが生えやすい樹種 | モミ、シナ、トチ、ハン、タモ、パイン(マツ)、ブナ(オーク) |
カビが生えにくい主な樹種 | スギ、ヒノキ、ヒバ、ケヤキ、ユーカリなど |
抗菌成分を多く含む防カビ性が高い樹種は、木材腐朽菌による影響を受けにくい点もポイントです。
カビが生えにくい部分を選ぶ
同じ木から切り出された木材でも、その部位によって防カビ性は異なるので注意しましょう。
一般的には心材(芯材)※の方が水分量が少ないためカビが生えにくく、辺材※は水分量が多いためカビが繁殖しやすいとされています。
※心材(芯材):丸太の中央に近い部分から切り出した木材
※辺材:丸太の樹皮に近い部分から切り出した木材

防カビ成分の多い産地を選ぶ
スギやヒノキはカビが繁殖しにくい特性を持ちますが、その中でも奈良県産材は抗菌作用の高いフィトンジット(木の香り成分)が多く含まれていることから、特に防カビ性が高いことが分かっています。
また、実験では、表面についたウイルスを不活性化させる効果も認められています。
(参考:奈良県|奈良の木で健康になる!実証試験結果について)
▶︎おすすめコラム:施設・住宅へ“奈良の木”を使うメリットは?種類やおすすめ商品についても
▶︎おすすめコラム:〈吉野桧〉500年以上使い続けられている理由と特徴・他産地との違いについて解説
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防腐剤含浸木材を選ぶ
防腐剤は木材腐朽菌の繁殖を食い止めるだけではなく、カビ菌の繁殖や生育も防止できます。
そのため、防腐剤を深部まで染み込ませた木材がおすすめです。
現場塗装できる防腐・防虫剤は木材の中央部まで行き渡らないため、腐朽・シロアリに対する効果が低いので注意しましょう。
▶︎おすすめコラム:【木材】現場塗装・工場塗装はどちらがいい?それぞれのメリット・デメリットと最新塗料を解説
表面保護されている木材を選ぶ
カビ菌は表面汚染菌であるため、木材や木質建材の表面が保護されていると菌糸が深くまで入り込むのをブロックできます。
また、表面塗装されている材料はカビが生えても着色を防げる点もポイントです。
ただし、塗膜が薄い場合やヒビが入っている場合はカビ菌が中に入り込む可能性があるので注意しましょう。
カビの繁殖を食い止める表面加工としては、ウレタン塗装・UV塗装が代表的です。
▶︎おすすめコラム:「木材の表面を守るUV塗装」特徴や種類、ウレタン塗装との違いについて解説
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対応樹種:杉・桧・米栂・米松・オーク・バーチ・メープル・ウォルナット・チーク・チェリー・アッシュ・カリン・カバなど40樹種以上
【不燃タイプ】
種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
---|---|---|---|---|
規格サイズ | 6・9 | 450 | 1818・2424 | ウレタン塗装 |
特注サイズ | 3〜90 | 〜1,220 | 〜2424 |
【非不燃タイプ】
種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
---|---|---|---|---|
規格サイズ | 6・9 | 450 | 1818・2424 | UV塗装 ウレタン塗装 無塗装 |
特注サイズ | 3〜90 | 〜1,220 (UV塗装品は60〜450) | 〜4000 (UV塗装品は1500〜4000) |
通常のLVSは、平面2面のみにMDFを接着しますが、柏田木材のLVSは「鍵の手(※)2面貼り」・「3方貼り」・「4方貼り」も対応可能です。
※鍵の手:クランク状に曲がっている形状
無垢材(羽目板)
対応樹種:杉・桧・唐松
樹種 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
---|---|---|---|---|
杉・桧 | 10〜18mm | 70〜180mm | 1,500〜4,100 | 無塗装 ウレタン塗装 オイル塗装 UV塗装 オスモUVオイル塗装 |
唐松 | 要相談 | 要相談 | 要相談 |
不燃木材
対応樹種:杉・桧
種類 | 厚みmm | 幅mm | 長さmm | 塗装 |
---|---|---|---|---|
羽目板 ルーバー | 12~90 | ~450 | 1500~ | 無塗装 不燃ウレタン塗装(白華抑制タイプ) |
まとめ
カビ菌は空中を浮遊しているため、その繁殖を完全に防ぐことは困難です。
ただし、カビ菌が好む「水分・温度・養分・酸素」の条件のいずれかを取り去ると、繁殖を高い確率で抑制できます。
設計デザインの際には、カビが生えにくい材料を選定することも重要です。
柏田木材は1950年創業以来、時代と共に様々な木質建材の製造・販売を行ってまいりました。
無垢材から不燃木材、不燃・非不燃突板合板まで多彩な製品を取り扱っていますので、木質材料の選定についてぜひご相談ください。